HPVワクチンの適切な情報提供を

こんにちは

今日は朝から相武台前駅で街頭活動を行いました。

レポートを受け取ってくださった方、聞いてくださった方、

ありがとうございました.

さて、昨日厚労省の専門部会では、HPVワクチンについて、97年~05年生まれの積極勧奨を中止していた時期に接種対象年齢を過ぎてしまった人に対しても無料接種をすることを決めました。

子宮頸がんなどの原因となるヒトパピローマウイルス感染症(HPV)の感染を防ぐワクチンをめぐっては、厚労省は2021年11月、積極的な勧奨を8年ぶりに再開することを決めました。HPVワクチンについては、2013年予防接種法に基づく定期接種の対象となり、小学校6年から高校1年の女子生徒に接種勧奨されました。しかし、接種後、痛みや知覚認知機能障害・運動神経障害などの深刻な副反応を訴える人が相次ぎ、わずか2か月ほどで積極的勧奨を見合わせました。

その後は接種者が大幅に減少しましたが、2020年10月、厚労省は自治体に対し、対象年齢の女子児童・生徒に個別通知をするよう通達しました。座間市においても、小学校6年から高校1年の女子生徒に対し、通知が送られています。

神奈川ネットでは2020年4月HPVワクチンに関する学習会を開き、その後も調査活動を行ってきました。学習会で自身の体験を話してくれた被害者女性は「子宮頸がんになれば治療方法があるのに、副反応による症状は因果関係が不明であり治療法がないといわれることに納得がいかない」といいます。通勤や通学もあきらめ、人として普通に生活することすら困難な状況に置かれている人も多くいます。

今回積極勧奨が始まるのは、国内外で有効性や安全性に関するデータが蓄積されてきたことが理由といいますが、一方で、勧奨に応じて接種した被害者の多くは未だ苦しんでいる状況があります。市は、国が出している情報を必要な人に提供していくとのことですが、神奈川ネットのプロジェクトでは適切な情報提供となる冊子を作成中です。

本人や保護者が、ワクチンを接種することの効果とリスクについて正しく知って選択するための情報が必要と考えます。今後も注視していきます。