県知事に対し、オスプレイ墜落事故の徹底した原因究明の情報公開と飛来中止を求める申し入れを行いました

11月29日午後2時45分頃、鹿児島県の屋久島沖で米軍横田基地所属のCV22オスプレイが墜落事故を起こしました。現在のところ乗員1名の死亡が確認され、機体の残骸の回収と行方不明の乗員の捜索が続けられています。

しかし事故後も座間市上空をオスプレイが飛ぶ姿が確認されています。先週末には1日に何度も轟音を響かせていました。

オスプレイは開発当初から事故を繰り返しており、2016年には名護市東海岸での墜落事故を起こしています。それにも関わらず明確な説明がされないまま飛行が続けられ、今回の墜落事故もあり、市民は大きな不安を感じています。

座間市は、県と基地に関係する8市で構成する神奈川県基地関係県市連絡協議会において、外務大臣及び防衛大臣に対し、早急な原因究明や安全が確認されるまでのオスプレイ飛行停止、情報提供などを求める緊急要請を12月1日に行っています。

しかしオスプレイ飛来が確認されているのはその後のことです。

本日、私たち神奈川ネットは神奈川県知事に対し、以下のことを要請しました。

・11月29日米軍基地所属のCV22オスプレイの墜落事故は国内初の大事故であることを重く受け止め、原因究明の徹底及び安全を市民が確認できるまですべてのオスプレイの飛行中止を国ならびに米軍に強く申し入れてください。

・今回の事故原因の究明と結果を情報公開するよう国に求め、県内の多数ある基地周辺の市民ならびに上空をオスプレイが飛来する地域の市民の不安が低減するよう市民への情報公開を含め、努めてください。

・今後も、防衛省南関東防衛局に、すべてのオスプレイの飛来情報・離着陸情報を伝えるよう要請し、提供された情報については可能な限り早く県ホームページ等で開示してください。

・住民からのオスプレイ飛来情報を収集する仕組みを立ち上げ、県独自でオスプレイ飛行状況の分析・把握に取り組んでください。

第二の基地県として、国の対応を待つばかりではなく県としてできること・やるべきことを考え、すすめていただくよう、今後も求めていきます。